国内

橋本五輪相、ぐるなび会長の大規模パーティに参加していた

大規模パーティに出席していた橋本聖子五輪相(時事通信フォト)

大規模パーティに出席していた橋本聖子五輪相(時事通信フォト)

「ひょっとしたら、総理はこのためにギリギリまでGo To停止の判断ができなかったのではないか」──まさかそれはないだろうが、官邸関係者のあいだからそんな訝る声まであがっている。

 12月12日に開催された、「滝久雄さんのこれからを応援する会」(正式には「東工大Hisao&Hiroko TakiPlaza竣工を祝い滝久雄さんのこれからを応援する会」)。永田町の「ザ・キャピトルホテル東急」1階にある最も大きな宴会場「鳳凰」で、レストラン予約サイト・ぐるなび創業者の滝久雄会長の文化功労者受賞を祝う大規模なパーティが開かれたのだ。招待人数は約130人だったという。

 この日は、「みなさんこんにちは。ガースーです」とニヤついて始まったニコニコ生放送で、Go To トラベルの停止について「まだそこは考えていません」と全否定した翌日だった。奇しくもGo To停止を発表し、その直後のステーキ会食で批判された日の2日前でもある。

 ぐるなびといえば、Go Toキャンペーンの4事業のひとつであるGo To イートのオンライン予約事業者として知られる。創業者の滝は、首相の菅義偉とは横浜市会議員時代からの古い付き合いだともいわれ、菅が国会議員になってからは、滝が別に経営している広告代理店からの政治献金も明らかになっている。

 その滝の文化功労者受賞を祝う会がよりによってこの時期に開かれたのだから、官邸関係者のサカナになって当たり前なのだ。

 通常、こうしたパーティは招待客以外の者が紛れ込むこともある。が、さすがに警戒厳重、ゲスト以外はシャットアウトしていた。鳳凰の前のロビーには他の者が入り込めないようロープが張られてホテルの係員が立っていた。

 18時の開宴1時間ほど前からマスクをした招待客が鳳凰の間に現れ始めた。マスクで顔がわからないうえ、会話も控えている。ゲストたちはホテルの係員からウイルス除去グッズを手渡され、アルコール消毒と検温モニターによる体温チェックが行われていた。そこを通り抜けると、待機していたスーツ姿のぐるなび若手社員と見られる約30人が、招待客にマンツーマンで対応している。

「お名前とご所属をお願いいたします」

 一人ひとりにそう尋ね、彼らが手にしている招待客リストの姓名と照合している。ゲストはそれらを経てようやく受付へと通され、そこで招待状を見せ、記帳する。これほど入場チェックが厳重なパーティも珍しい。

関連記事

トピックス

山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン