小田氏は、そんな山崎を「スター」と評する。
「ドラマ『陸王』(TBS系、2017年)で父親役だった役所広司さんや、『グッド・ドクター』(フジテレビ系、2018年)の上野樹里さんのような芝居巧者と組むと、演技がぐっと良くなるので、正統派の人間ドラマにもどんどん出てほしいですね。
山崎さんは、スポーツ選手に例えるなら、フィギュアスケーターのような人。毎回、『今年はこのプログラムに挑戦するの? 難易度高すぎだよ』と驚かせてくれます。どのプログラムでも再現度高く完璧になりきるというより、挑戦をした彼の姿に、見る人は感動し拍手を贈る。一言で言うなら、スターなのだと思います」(小田氏)
さっそくシーズン2の制作も発表され、『今際の国のアリス』は、「ついに日本のドラマが世界で評価される時が来たか」と注目されている。本作をきっかけに“スター”山崎賢人は世界へと羽ばたいていくか。
◆取材・文/原田イチボ(HEW)