「青森ねぶた祭実行委員会事務局」に聞いた。
「2012年に韓国が燃灯会をユネスコに申請するという話が出て、我々のもとにも“ねぶたの主催者は何をやってるんだ”とクレームの電話が多数来ました。当時、我々は韓国の文化財庁にユネスコへの申請内容について問い合わせたのですが、“燃灯会の本質は提灯を手に祈ることであり、大型の山車灯籠は申請内容に含まれていない”との回答でした。
その内容であれば、ねぶたとは関係ない韓国の独自文化と言える。今回のユネスコ登録の決定を受けて韓国側に問い合わせや抗議をするつもりもありません」
これ以上、無用な争いは避けたいものだ。
※週刊ポスト2021年2月5日号