【兵庫】『破磐神社のわれ岩』(兵庫県姫路市西脇丸山)
「放たれた矢が巨石を割る」
創建1800年といわれる破磐神社の御神体の巨石。神功皇后が天に向かって放った3本の矢のうちの1本が巨石に当たり、3つに割れたとされる。これを吉兆と喜んだ皇后は、この地に矢の根を祀ったという。
【宮崎】『東霧島神社の神石』(宮崎県都城市高崎町東霧島1560)
「神の悲しみの涙でできた巨石」
天地創造の神・イザナギノミコトの、亡くした妻イザナミノミコトを恋い慕う悲しみの涙でできたと伝わる神石。悲しみを振り払うべくイザナギが十握(とつか)の剣で切り、現在の形になったとされる。
【滋賀】『阿賀神社太郎坊宮の夫婦岩』(滋賀県東近江市小脇町2247)
「神の力で押し開けられた通り道」
神の力によって左右に押し開いたといわれる太郎坊宮の信仰の中心となる岩。20メートルに迫る大岩の間に幅80センチの間道が通り、「善良な人が通れば願いが叶い、悪心ある人が通れば挟まれる」と伝わる。