【岩手】『丹内山神社の磐座』(岩手県花巻市東和町谷内2-303)
「古より信仰を集める神の石」
丹内山神社の御神体として1300年以上祀られている巨石。アラハバキ神の磐座として信仰を集める。石にはごく小さな隙間があり、壁面に触れないように通り抜けると、大願成就するといわれている。
【茨城】『太刀割石』(茨城県日立市十王町大字黒坂、堅破山内)
「神の太刀で一刀両断された切り口」
真ん中で真っ二つに“斬られて”いるように見える直径約7メートルの巨石。平安時代の武将・源義家が神から授かった大太刀を振り下ろしたところ、大轟音とともに石が割れたとの伝説が残る。
【プロフィール】
須田郡司(すだ・ぐんじ)/群馬県生まれ。国内はもちろん、世界50か国以上を訪れ、「聖なる石」を撮影する“巨石ハンター”。「石の語りべ」として全国を巡り、その魅力を伝える活動を続ける。写真集『石の聲を聴け』(方丈堂出版)ほか、著作多数。公式サイト:http://www.sudagunji.com/。島根県出雲市在住。
撮影/須田郡司
※週刊ポスト2021年2月5日号