●除菌代行サービス
商業施設やオフィス、飲食店など施設内の除菌ニーズは高まっている。毎日多くの生徒が通う学校などもその一つだ。
ただでさえ過重労働が問題視されている学校の先生たちに代わって、校内除菌を代行するような業務はコロナ禍ならではの需要と言える。電気のスイッチ、水道の蛇口、窓のカギなど、あらかじめリストアップされた学校内の設備をアルコールを使って除菌する。
就業形態は個人業務委託のものが多い。近所の主婦などがすきま時間を使って対応する「ご近所ワーク」と呼ばれる働き方の場合、60~90分程度の作業時間で1回2000円からといった報酬体系となる。
危機の中にも「チャンスの種」
コロナ禍は未曽有の災害であり危機である。しかし一方で、変化のきっかけともなっている。この変化をチャンスに変えることは容易ではないが、よく目を凝らして見てみると、危機の中にチャンスの種も蒔かれている。ここに紹介したような事例以外にも、まだまだいろんな種や芽が潜んでいる。
厳しい状況が続くからこそ、現状の負の側面に目が行きがちではあるが、その合間に蒔かれているチャンスの種や芽にも目を向ければ希望は見えてくる。その希望をしっかりと育てていくことができれば、必ずや未来は切り拓かれていくはずだ。