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2021.02.23 07:00  週刊ポスト

昭和の大横綱・大鵬が生きていたら…「四股でコロナを踏みつけていた」

芥川賞作家の高橋三千綱氏

芥川賞作家の高橋三千綱氏

 大鵬の雲竜型の土俵入りはゆったりとして気品に満ち溢れていたといわれる。そもそも四股は本来“醜(しこ)”を踏みつける所作であって、土俵では地中の悪霊を踏みつけて鎮める、邪鬼を払うという意味がある。大鵬なら稽古場で四股をしっかり踏み、奉納土俵入りなどでコロナを踏みつけたのではないか。

 大鵬の奉納土俵入りを見たことがあるが、石畳でドンと四股を踏む姿は威風堂々として実に見事でした。力士は相撲を取らなくても、観客に勇気と感動を与えられる。

 角界には「江戸の大関より故郷の三段目」という言葉がある。地元出身の力士を贔屓にする風土だ。

 大鵬なら、休場を繰り返し、保身しか考えていない横綱に代わって先頭に立ち、力士たちを故郷に帰らせて、各地の土俵で四股を踏ませただろう。

※週刊ポスト2021年2月26日・3月5日号

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