いままでは、作家としてはまだ半人前だな……と思うようなところがありましたが、直木賞にノミネートしていただいたことで、やっと作家として認めていただけたという自信がつきました。その一方で、作家としてまだまだだよ…というエールをもらった気持ちもあるので、ここからがスタートだな……と。いま、すごくポジティブな気持ちでいます。本を読む人たちが作品を面白いと認めてくれて、ぼくのことを作家として見てくれるようになった……という意味でも、ここからがスタートだなと思っています。
※女性セブン2021年3月4日号