芸能

鶴瓶の長男・駿河太郎、交通事故泥沼裁判 父に秘密にしていた事情

裁判は双方の主張が食い違い長期化

21日の昼、オフにもかかわらず、直撃に丁寧な対応をみせた駿河

 息子が長期間にわたって法廷闘争を繰り広げていることを父はまったく知らなかった。「ぜったいに親父にはバレたくない」。その思いでひた隠しにされてきたからだ。愛息はなぜ父を頼らなかったのか。トラブルで明らかになった父子物語──。

「父には伝えてなかったんですが、記事が出たことで知られてしまい、『大丈夫か』って電話がかかってきました」

 困ったように眉を下げ、そう話すのは、駿河太郎(42才)。「父」とは落語家の笑福亭鶴瓶(69才)のことだ。

 駿河は2003年にシンガーソングライターとしてデビューし、2008年に俳優に転向。2011年のNHK連続テレビ小説『カーネーション』で尾野真千子(39才)演じるヒロインの夫役に抜擢されて注目を浴び、2013年には『半沢直樹』(TBS系)に出演して鶴瓶と親子共演を果たした。昨年は平均総合視聴率20%を超えたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』にも出演し、いまやバイプレーヤーとして欠かせない存在といえる。

 私生活では、結婚して一男一女に恵まれ、一家の“大黒柱”である駿河。彼が鶴瓶に「大丈夫か」と心配されているのは、自宅前で起きた交通事故が裁判に発展していると『アサヒ芸能』(2月25日号)で報じられたからだ。

 2018年4月、駿河が都内の自宅車庫に駐車するため軽自動車をバックさせたところ、走ってきたバイクと接触。バイクを運転していたのは50代の男性Aさんだった。警察により事故は「過失運転致傷」として処理された。Aさんは病院で打撲などで「14日程度の加療」と診断されたという。

 一般的に、こうした交通事故は、悪質な運転による人身事故や被害者が重症化した場合などを除き、交通違反の点数の加点など行政処分と民事上の損害賠償の処理へと進む。駿河の事故も損害賠償の話となったが、ここで大きく意見が食い違い、2018年12月にAさんが提訴したのだ。

「それまでAさんは駿河さんが契約する保険会社と示談交渉をしてきました。保険会社は治療費などの一括対応としてAさんに約86万円を支払う用意があったようです。ところが、一連の対応に納得できなかったAさんは、駿河さん個人を訴えた。事故後の治療費や後遺症の慰謝料など約530万円の損害賠償を請求したと報じられました」(芸能関係者)

 訴状によれば、Aさんは駿河がハザードランプで後退の合図や一時停止もしなかったため、Uターンをするものだと思い、バイクをそのまま走らせたところ、急にバックされ、ブレーキが間に合わなかったと主張。一方の駿河は、Aさんは駿河の車の動きを確認していたのに、強引に路肩からすり抜けようとしたために事故が起きたという言い分だ。

 さらにけがの程度についても両者の意見は異なる。Aさんは病院や接骨院などに3か月以上、約90回通院し、後遺障害等級13級の10に該当すると訴えた。だが、駿河側は打撲にかかる通院は「通常は1~2週間」で、後遺障害についても否定している。双方の意見があらゆる点で対立するため、裁判は長期化。ついに2年2か月も経った。

「長きにわたった裁判も3月3日にようやく判決が出ます。そんな中、報じられてしまったわけですが、駿河さん本人は訴訟が表沙汰になったことより、鶴瓶さんに知られてしまったことがつらかった。彼は父親に迷惑をかけることを何より避けて生きてきましたから」(駿河の知人)

関連記事

トピックス

6月6日から公開されている映画『国宝』(インスタグラムより)
【吉沢亮の演技が絶賛】歌舞伎映画『国宝』はなぜ東宝の配給なのか 松竹は「回答する立場にはございません」としつつ、「盛況となりますよう期待しております」と異例の回答
NEWSポストセブン
さいたま市大宮区のマンション内で人骨が見つかった
《さいたま市頭蓋骨殺人》「マンションに警官や鑑識が出入りして…」頭蓋骨7年間保管の齋藤純容疑者の自宅で起きた“ある異変”「遺体を捨てたゴミ捨て場はすごく目立つ場所」
NEWSポストセブン
大谷翔平の投手復帰が待ち望まれている状況だが…
大谷翔平「二刀流復活でもドジャースV逸」の悲劇を防ぐカギは“7月末トレード” 最悪のシナリオは「中途半端な形で二刀流本格復活」
週刊ポスト
フランスが誇る国民的俳優だったジェラール・ドパルデュー被告(EPA=時事)
「おい、俺の大きな日傘に触ってみろ」仏・国民的俳優ジェラール・ドパルデュー被告の“卑猥な言葉、痴漢、強姦…”を女性20人以上が告発《裁判で禁錮1年6か月の判決》
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
「生肉からの混入はあり得ないとの回答を得た」“ウジ虫混入ラーメン”騒動、来来亭が調査結果を公表…虫の特定には至らず
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン