21日の昼、オフにもかかわらず、直撃に丁寧な対応をみせた駿河

父・鶴瓶には裁判のことは伝えてなかったという

「鶴瓶の息子」がコンプレックス

 駿河は家庭が趣味という愛に溢れた両親のもと、2才上の姉とともに育った。

「鶴瓶さんは長男で末っ子の駿河さんをいまでも溺愛しています。2011年に駿河さんが『カーネーション』のオーディションでヒロインの夫役を射止めたときは、酒を酌み交わして『すごいことやぞ!』と駿河さんを褒めちぎった。『あとはお前次第や。勝手にやってくれ』と言ったそうですが、照れ隠しでしょうね(笑い)」(テレビ局関係者)

 駿河が物心ついたとき、鶴瓶はすでに超のつく有名人。そんな父親に、駿河はコンプレックスを抱えていたという。

「小中学校時代には親友と呼べる友人ができなかったそうです。仲よくなると『太郎くんのお父さん、鶴瓶なの!?』となるから。みんなが自分の後ろにいる父親の存在を見ているような気がして、なかなか友達に心を開くことができなかった。自分の実力で結果を出したり、人に褒められても『親父のおかげかも』と思ってしまう。だから芸能界に入ってからは“鶴瓶の息子”ということをずっと伏せ続けていました」(前出・知人)

 父はそんな息子を慮って、やりたいことができるように気遣いを絶やさなかった。

「駿河さんは母親には『勉強しなさい』と言われていたそうですが、鶴瓶さんからは『勉強せんでもええ』と(笑い)。その助言通りスポーツ三昧でのびのび育ってきた。高3のときはスタイリストを目指していたけど、鶴瓶さんに『おれは大学時代すごく楽しかった。お前にとっても、これからどう生きていくかを考える時間になる』と言われ、大阪芸術大学短期大学部でマスコミ学を専攻しました」(駿河の別の知人)

 当時は“裏方”を目指してドキュメンタリー映像を作っていたが、大学祭でバンドのボーカルとして聴衆の前に立ったことが大きな転機となった。

「歌ってみたら気持ちよかったそうで、突然『ミュージシャンになる』と言い出した。普通の親なら呆れるのでしょうが、鶴瓶さんは『4年制大学に通ってると思って、あと2年、金を出してやるからどっか行ってこい』と。

 その言葉に従って、駿河さんはロンドンに音楽留学。ライブ中の姿が英国在住の日本人プロデューサーの目に留まり、あれよあれよという間に日本のメジャーなレコード会社と契約するに至りました」(前出・別の知人)

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