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室井滋の最新絵本『会いたくて会いたくて』 読後感のよさは特筆もの

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室井滋さん(左)が文章を、絵本作家の長谷川義史さんが絵を担当

 女優・室井滋さんが文章を、絵本作家・長谷川義史さんが絵を描いた絵本『会いたくて会いたくて』(小学館)が発売されて1か月。重版を重ねてベストセラーになっている。POP王の異名を持つブックジャーナリストの内田剛さんは本書の魅力をこう語る。

「制約ばかりのいまのあらゆる壁を乗り越える思いやり、本当の優しさが、この絵本にはぎっしりつまっています。この読後感のよさは特筆ものだと思います」

 本書の編集を担当した女性セブン編集部にも連日、読者の皆さんから感想が寄せられている。

 コロナ禍で子供たちに会うことのできない自分と亡くなった母のことを思いながらゆっくり読ませていただきました。優しい絵とおばあちゃんに会いたい強い思いのケイちゃんの優しい顔がたまらない気持ちになりました。糸電話も子供の頃に使ったことがあり、会えないときは糸電話もいいなーと思ったりしていたときだったので驚きました。声を出して泣きながら読ませていただきました。(75才・女性)

 コロナで大変なときですが、少年の優しい気持ちに触れてほっこりと温かくなりました。みんなが人を思いやる気持ちを大切にして難局を乗り越えていければと思いますね。(52才・女性)

 室井さんの文章と長谷川さんの絵がとてもほっこりして、楽しく孫(4才)と読みました。大切な人を思う気持ちが素直に出て、心が温かくなり、出逢えてよかったと思いました。(69才・女性)

 私も、私のおばあさん、お母さんにギュッてしてもらいたい、でもしてもらえない。私は誰をギュッとしてあげられるでしょう。夢で会いたい、そんな気持ちになりました。(69才・女性)

 絵も文章も本当に素敵です。遠くにいる友人に会いたくなりました☆(65才・女性)

 そばに置いて何度でも読みたくなる絵本です。母も施設でお世話になっており、コロナで会えない日々が続いています。心温かくなる絵本をありがとうございました。(66才・女性)

 絵本は子供だけが楽しむものではないのだ。あなたはいま、誰にいちばん会いたいですか。

※女性セブン2021年3月18日号

ああ

内田剛さん描き下ろしたPOP

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