文句のつけようがない「荷室容量」
最後にユーティリティだが、車室と荷室がともに広いうえ、後席を倒したときは荷室がほぼ完全フラットになるなど、ほぼ文句のつけようがなかった。
後席を倒した状態。荷室長にはゆとりがあり、床もほぼ完全フラットになる
荷室容量は後席を立てた状態で492リットル。また、パンクした時の交換用タイヤを搭載しない場合、そのスペースは69リットルのサブトランクとして機能する。その場合、荷室容量は合計561リットルとなる。
荷物の積載力はCセグメントとしては十分以上に高い
今回借りた車両には、スバルが冬季にマスメディアを招き、積雪地で試乗会を行う時にクルマに備える雪道スタック脱出七つ道具が積みっぱなしだった。中身はラダー(タイヤにかませるはしご)、タイヤソック(簡易チェーンのようなもの)、融雪剤、バッテリーチャージケーブル、長靴、スコップ等々。
雪道スタック脱出セットが搭載されていた
この箱、STIの刻印がされているなどなかなかかっこいいのだが、結構スペースを食う。気が付いたのは出発した後だったが、筆者は雪国に行ってみようと思っていたのでちょうど良かった。結果的に使うことはなかったが、転ばぬ先の杖というものである。
旅の後半、ラゲッジルームの写真も撮っておくかと、床下のサブトランクを見てびっくり。そこにもうひとつ、スタック脱出セットが積まれていた。きっと試乗会後に輸送に使ったのであろう。2個はいらないだろうと苦笑いしつつも、それがすっぽり入る深さに感心。レジャーで大荷物を積むといった用途への適性の高さがうかがい知れるワンシーンだった。