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2021.03.16 16:00  NEWSポストセブン

韓国でBLドラマが大ヒット コロナ禍で「癒し」求める人が増加

(Rakuten TVより)

韓国で大ヒット中のウェブドラマ『To My Star』(Rakuten TVより)

『愛の不時着』や『梨泰院クラス』など、コロナ禍で一大ブームを巻き起こした韓国ドラマ。そんな中、「次の韓流ブーム」の火付け役として韓国が力を入れているのがウェブドラマだ。特に、男性同士の恋愛を描いた「BL」が予想を超える人気を博しているという。その理由について、ソウル在住のKDDI総合研究所特別研究員・趙章恩さんが解説する。

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 韓国で累計再生回数2億回という異例の大ヒットを記録したウェブドラマ『A-TEEN』と『A-TEEN2』が、今年2月から日本でも放送開始した。高校生の恋や友情、受験の悩みなどを描いた青春学園ドラマで、韓国では2018年7月の放送開始から大ブームを巻き起こした作品だ。韓国の6人組ガールズグループ「April」のイ・ナウンと韓国の10人組ボーイズグループ「Golden Child」のボミンを「演技ドル(演技上手なアイドル)」に成長させた作品であり、ドラマ『梨泰院クラス』で主要キャストのチャン・グンス役を演じたキム・ドンヒのデビュー作でもある(イ・ナウンとキム・ドンヒは、Twitterで過去のいじめを告発する『暴too』疑惑が浮上し一時問題になったものの、ドラマは配信中)。

 韓国ウェブドラマは、スマートフォンの普及と共に2010年頃から始まった。1話当たり10~15分程度の短いドラマで、ポータルサイトや動画配信サービスで放送されている。初恋や受験、就活、婚活の悩みなどを描いた作品が多く、移動中や休み時間に気軽に視聴できることから10~30代まで幅広く愛されている。再生回数が多いウェブドラマは地上波の深夜帯で放送されることもあり、K-POPアイドルや新人俳優などがウェブドラマで演技力を磨き、地上波のゴールデン帯やケーブルテレビの長編ドラマにキャスティングされるケースが増えている。以前は地上波の1話完結スペシャルドラマなどが新人の登竜門だったが、今はウェブドラマがその役割を担っていると言えるだろう。

『A-TEEN』シリーズの大成功によりウェブドラマの制作本数もどんどん増え、ジャンルも幅広くなっている。2020年夏から特に注目を集めているのが男性同士の恋を描いた「BL」だ。初のBLウェブドラマ『君の視線が止まる先に』を筆頭に、『Mr.ハート』、『Wish You~僕の心の中、君のメロディー』、『To My Star』の4作品は韓国で予想を超えるヒットを記録、日本をはじめアジア各国でも放送されている。

 BL初の音楽をテーマにした『Wish You~僕の心の中、君のメロディー』と最新作『To My Star』はウェブドラマ版と映画版があり、映画版はNetflixが版権を買うほどの話題作である。『To My Star』は、いつも笑顔で優しく財力もあるトップスター・カン・ソジュンがスキャンダルから身を隠そうと、内気で自己評価の低いシェフ、ハン・ジウと同居するところから始まる。性格も職業も全く違う2人が、「相手が自分を好きになるはずがない」と思いながらもお互いに惹かれていくトキメキを表現し、普段BLドラマを見ない層にまで話題になり火が付いた。

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