さらに石橋復活の狼煙はテレビ界にも届いている。これまでは常に“ゲストを迎い入れる側”だった彼が、ポツポツとゲストで番組出演するようになってきたのだ。前述の『情熱大陸』のほか、2月には『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)にも出演。ベテラン芸能記者の石田春男氏はこう分析する。
「これまでは常に“仕切り役”だった石橋ですが、『情熱大陸』も『THE夜会』も非常に反響は大きく、視聴者の感想も石橋に非常に好意的でした。思えば、これまで視聴者は、石橋が誰かをイジる姿は見ていても、石橋が質問攻撃にあう画を見ることは滅多になかった。けれども少しずつゲスト出演を解禁するようになったということは、イジられる覚悟ができたということでしょう。
ここまで芸歴が長く、注目度も高いタレントの新たな姿を見せられるかどうかは、テレビマンの腕の見せ所。石橋を起用すれば、間違いなくネットニュースにもなるので、番組の宣伝にもなります。現在40代の現役バリバリのテレビマンたちは、とんねるず世代のど真ん中ですから、これからどんどんオファーは続くと思います」(石田氏)
若者の象徴のような存在だった石橋も今年で還暦。まだ老け込む年齢ではないが、新しい姿を見せる1つのタイミングなのかもしれない。