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女性皇族がお悔やみ事でお召しになる「控えめグレー」の気遣いマナー

復興を願って(撮影/JMPA)

復興を願って(撮影/JMPA)

 東日本大震災から10年が経った3月11日、国立劇場(東京・千代田区)で「東日本大震災十周年追悼式」が開かれた。昨年は新型コロナの影響で式典が中止となったため、天皇皇后両陛下のご臨席は今年が初めて。

「私も、皇后と共に、今後とも被災地の方々の声に耳を傾け、心を寄せ続けていきたいと思います」

 追悼式の開催は、震災から10年という節目の今年が最後。だが、天皇陛下のおことば通り、両陛下のお心はこれからも寄せ続けられる。

 追悼式で、雅子さまはグレーの衣装をお召しになった。女性皇族は通夜や本葬以外の“お悔やみ事”の際にグレーの衣装に身を包まれることが多い。

「一般的に、グレーは“略式の喪服”という扱いですが、皇族方がお召しのグレーは、昼の正礼装ローブ・モンタントでしょう。ローブ・モンタントとは胸元を閉じ、丈は裾を引く長さ、もしくはミモレ丈というのが特徴です。袖は手首まであり、手袋と帽子を着用し、扇子を持ちます。セレモニーではこうしたローブ・モンタントを、というドレスコードがあるのかもしれませんね」(ファッションジャーナリストの藤岡篤子さん)

 控え目グレーに気遣いのマナーが秘められているようだ。

※女性セブン2021年4月1日号

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