ライフ

「聞く」ではなく「聴く」 子供のストレスを取り除く声かけルール

子供のストレスを取り除くには

子供のストレスを取り除くには(イラスト/たばやん)

 新型コロナウイルスの感染拡大で生活様式が一変。三密を避ける生活、外出自粛、マスクの着用などが、大人だけでなく子供にも大きなストレスを与えている。親としては、いかにして子供のストレスを取り除くかを考えなければならないだろう。そのためには何が重要なのか。

「子供と接する上で、真っ先にやめるべきは、“親の言う通りにさせようとする声かけ”です」

 とは、教育評論家の石田勝紀さんだ。

「子供は要求が認められると心が満たされ、自信が持てるようになります。すると、他者の言うことも素直に聞き入れられるようになるのです」

 そのためには、親が日頃から、子供を認める声かけをすることが大切だという。

「子供の自己肯定感を伸ばすには“すごいね”“いいね”“さすがだね”“なるほどね”“知らなかった”といった前向きな言葉を頻繁に使いましょう。そして、“ありがとう”“うれしい”“助かった”という感謝も必ず伝えること。不安そうなときは“大丈夫”と声をかけて安心させ、失敗したときは“○○ちゃんらしくないね”などと声をかけてみてください」

 これらの前向きな言葉を積極的にかけていくことで、子供の態度も変わるはずだ。

 そこで、親が実践すべき“魔法の声かけルール”を紹介する。

「聞く」ではなく「聴く」

 子供は親が忙しいときに限って話しかけてくるもの。聞き流したり、後回しにしてしまいがちだが、こんなときこそ手を休めて体ごと向き合おう。帝京短期大学生活科学科学科長の宍戸洲美さんが説明する。

「目と耳だけでなく、心まで向けてあげると子供は満足します。聴いてくれているという安心感が親への信頼につながるはずです」(宍戸さん・以下同)

関連記事

トピックス

“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン