(写真/時事通信社)

個人情報は厳重に管理され、システムを経由して保護者のスマホに連絡が来る(写真/時事通信社)

◆名簿が男女混合に

 男女別の学級名簿は、男子優先の固定観念を植えつけかねないという、ジェンダーフリーの流れを受け、多くの学校で男女混合名簿が導入されている。

「うちの学校も12~13年ほど前からそうなりました。いまは新学期なので、便宜上、名簿の端っこに男女とメモしていますが、名前と顔を覚えたら、その表記も消す予定です」(小学校教諭B)

◆連絡網は厳重管理

 クラス全員の住所や電話番号はもちろん、保護者の氏名や職業まで記された昭和時代の連絡網に比べて、イマドキの名簿は個人情報を極力伏せた、最低限の内容しか記されていない。

「個人情報の管理は極めて厳重です。突然の休校や不審者情報など、緊急でお知らせしたいことがあったときのみ、市区町村の個人情報システムを経由して保護者に連絡しています」(中学校教諭C)

◆防犯ブザーは必ず配布

 犯罪や事故から身を守るための防犯ブザーは、子供たちも1人1個所持するのがマストに。

「入学式に教科書と一緒に配布されました。登下校中に不審者を見かけたり、危険を察知したらすぐに鳴らすようにと、学校でも指導してくれているようです。わが家では、ブザーに手をかけながら歩くようにと言い聞かせています」(小2保護者)

取材・文/辻本幸路

※女性セブン2021年4月29日号

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