芸能

BTS効果?「K-POPファンが最も多い国は日本」との結果に韓国での反応

今年初めてグラミー賞にノミネートされたBTS(写真/GettyImages)

今年初めてグラミー賞にノミネートされたBTS(写真/GettyImages)

 4月2日に発表されるや、早々に米Billboardのチャート入りを果たした韓国人気アイドルグループ「BTS(防弾少年団)」の新曲『Film out』。全詞日本語で、ロックバンド「back number」とのコラボ曲ということもあり、日本でも大きな盛り上がりを見せそうだ。K-POPファンが多い日本をフィーチャーした楽曲は多いが、韓国のTwitterが発表したデータが、改めて日本でのK-POP人気を裏付けているという。ソウル在住のKDDI総合研究所特別研究員・趙章恩さんが解説する。

 * * *
 4月2日、全世界同時配信されたBTSの新曲『Film out』。配信開始から3日間でダウンロード数約3万3000件を記録し、「オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング(4月7日発表)」でも1位を獲得。世界99の国と地域の「iTunes Top Songs」でも1位(4月6日時点)となり、米Amazonの「Best Sellers in Songs」でも「Top 100 Paid(4月10日時点)」で2位に浮上した。韓国文化放送局(MBC)は朝のニュース番組で、同曲を紹介しながら「BTSはK-POPだけでなく世界の大衆音楽史を新しく書き換えた」と絶賛した。

『Film out』は、日本のロックバンド「back number」とのコラボ曲。メンバーのJUNG KOOKが作曲に参加した。切ない恋を歌った美しいバラードに仕上がっており、全詞日本語にもかかわらず、韓国ARMY(BTSファンの呼称)の評判は上々。back numberに関心を持つARMYも増え、NAVER VIBEをはじめとした主な韓国音楽配信サイトには「back number代表曲プレイリスト」も登場した。

『Film out』の公開後、韓国では歌詞の意味を調べたり、日本語の発音を勉強するARMYも多く見られた。SNSでは、「韓国語と日本語の発声が違うからか、メンバーの声がいつもと違う感じ」、「日本語曲特有の感性と魅力にどっぷりハマった」といった声で溢れた。

 また『Film out』は、配信開始に合わせて公開された日本映画『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』の主題歌でもある。2018年に放送されたドラマ『シグナル 長期未解決事件捜査班』の主題歌も、BTSの『Don’t Leave Me』だった。『シグナル』は韓国ドラマのリメイクであり、BTSが初めて日本ドラマの主題歌を担当しただけに、韓国人にとっても親しみのある作品だ。このほか、日本で主題歌に採用された日本語の楽曲としては、『Stay Gold』やJUNG KOOKが作詞・作曲に参加した『Your eyes tell』がある。

関連キーワード

関連記事

トピックス

レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
フリー転身を発表した遠野なぎこ(本人instagramより)
《訃報》「生きづらさ感じる人に寄り添う」遠野なぎこさんが逝去、フリー転向で語っていた“病のリアルを伝えたい”真摯な思い
NEWSポストセブン
なぜ蓮舫氏は東京から再出馬しなかったのか
蓮舫氏の参院選「比例」出馬の背景に“女の戦い”か 東京選挙区・立民の塩村文夏氏は「お世話になっている。蓮舫さんに返ってきてほしい」
NEWSポストセブン
泉房穂氏(左)が「潜水艦作戦」をするのは立花孝志候補を避けるため?
参院選・泉房穂氏が異例の「潜水艦作戦」 NHK党・立花孝志氏の批判かわす狙い? 陣営スタッフは「違います」と回答「予定は事務所も完全に把握していない」
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《真美子さんの艶やかな黒髪》レッドカーペット直前にヘアサロンで見せていた「モデルとしての表情」鏡を真剣に見つめて…【大谷翔平と手を繋いで登壇】
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《永瀬廉と浜辺美波のアツアツデート現場》「安く見積もっても5万円」「食べログ予約もできる」高級鉄板焼き屋で“丸ごと貸し切りディナー”
NEWSポストセブン
誕生日を迎えた大谷翔平と子連れ観戦する真美子夫人(写真左/AFLO、写真右/時事通信フォト)
《家族の応援が何よりのプレゼント》大谷翔平のバースデー登板を真美子夫人が子連れ観戦、試合後は即帰宅せず球場で家族水入らずの時間を満喫
女性セブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《永瀬廉と全身黒のリンクコーデデート》浜辺美波、プライベートで見せていた“ダル着私服のギャップ”「2万7500円のジャージ風ジャケット、足元はリカバリーサンダル」
NEWSポストセブン
6月13日、航空会社『エア・インディア』の旅客機が墜落し乗客1名を除いた241名が死亡した(時事通信フォト/Xより)
《エア・インディア墜落の原因は》「なぜスイッチをオフにした?」調査報告書で明かされた事故直前の“パイロットの会話”と機長が抱えていた“精神衛生上の問題”【260名が死亡】
NEWSポストセブン
亡くなった三浦春馬さんと「みたままつり」の提灯
《三浦春馬が今年も靖国に》『永遠の0』から続く縁…“春友”が灯す数多くの提灯と広がる思い「生きた証を風化させない」
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《タクシーで自宅マンションへ》永瀬廉と浜辺美波“ノーマスク”で見えた信頼感「追いかけたい」「知性を感じたい」…合致する恋愛観
NEWSポストセブン
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《産後とは思えない》真美子さん「背中がざっくり開いたドレスの着こなし」は努力の賜物…目撃されていた「白パーカー私服での外出姿」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン