“次男”の東山は“長男”を守り続けた
40年の歳月は、2人の立場を大きく変えた。2019年にジャニー喜多川さん(享年87)が逝去した後、ジャニーズ事務所は滝沢秀明氏(39才)が副社長に就任するなど、世代交代を進めている。2023年3月末からジャニーズJr.の「22才定年制」が導入されることも決まり、実力主義に舵を切ったともいわれている。
「厳しい言い方をすれば、結果を出していない者の居場所はないということ。そうなると、マッチさんのような“功労者”に向けられる目は厳しくならざるを得ない。多くの若手にとってマッチさんの活躍は生まれる前の話ですからね……」(前出・芸能関係者)
時の流れとともにマッチが孤立するなか、東山は次男として長男を守り続けた。
「マッチさんに対する周囲の空気が変わっていくことを感じた東山さんは、後輩にマッチさんの絶頂期の偉大さを切々と諭していました。大晦日の恒例『ジャニーズカウントダウンコンサート』では、東山さんがマッチさんを引き立てるように献身的にステージを動き回っていました。
趣味に没頭する先輩には複雑な感情を抱きつつも、尊敬の念は消えなかった。しかし、マッチさんは、そんな東山さんの気持ちも知らず、“やってもらえて当たり前”という思いだったのかもしれません」(前出・東山の知人)
※女性セブン2021年5月20・27日号