記者会見に臨む雅子さん(5月12日)
右にいるのは麻生太郎・財務大臣で、左には指示されて黒塗りをしている現場の職員たち。一番左は夫のとっちゃん(俊夫さん)です。背景の黒い筋は黒塗りの帯をイメージしました。「麻生大臣、現場の職員に黒塗りを押しつけないでください。赤木ファイルをそのまま出してください」というのは、私の今の気持ちそのままです。
そんな時、信濃毎日新聞(長野県)のコラムを弁護士さんが送ってくれました。赤木ファイルを取り上げたそのコラムの文末にはこのように書かれていました。
「財務省が提出するファイルに黒塗りがあれば、雅子さんならずとも世論が許さない」
この国に良心があれば、黒塗りなんてしないはず。見捨てられるはずがない。だから思います。「ダメ。ゼッタイ。黒塗りは」という世論が報道によって高まれば、全面開示を勝ち取れるんじゃないかと。「#赤木ファイル」「#黒塗りはダメ」と、皆さんにお願いしたい気持ちでいっぱいです。
◆取材・文/相澤冬樹(ジャーナリスト)