『フワちゃんTV』ブレークのかたわらにも放送作家がいた
事の始まりは、昨秋、知人の番組プロデューサーを通じて、「美保子サンと仕事をしたがっているディレクターがいる」とご紹介を受けたこと。なんでも私が出演していたラジオをよく聴いてくださっていたそうで、「YouTubeをやれるのではないか」とのご提案でした。
いやいや、YouTubeは敵だし(笑い)、すべてやっているSNSだって、時折炎上はするもののバズった経験はナシ(汗)。こんなBBAにやれるハズがないと思いつつ、YouTubeには放送作家やテレビのディレクターなどが(実は)付いていることも知っていました。あの『フワちゃんTV』がブレークしたかたわらにも放送作家の長崎周成さんが仕掛け人としてサポートしていたのです。
そこで、私が放送作家として最初に構成のお手伝いをした(記憶がある)ラジオスター・吉田照美サンを巻き込むことを提案。前述のディレクターが照美サンの冠番組のヘビーリスナーであったことも功を奏し、話はどんどん進んでいったのです。
こうしたプロセスは、テレビやラジオの番組が立ち上がるのと似ています。そこからは私は照美サンとの交渉を担当し、プロデューサーとディレクターは予算やスタジオ、ほかのスタッフをおさえ、実質3か月ほどで初回に漕ぎつくことができました。タイトルは『吉田照美のフルモチ』、フル・オブ・モチベーションの略です。和訳すると……? そのあたり、あんまりツッコまないでいただきたいです。
果たして、5月12日、スタート! あの宮迫サンがYouTubeに参戦した頃、「やっぱりしゃべりはプロだ」「YouTuberとは異なる」と話題になったのにも似て、吉田照美サン、そしてTBS系ワイドショーで四半世紀以上もナレーターを務めてきた沼尾ひろ子サン、かつて照美サンの冠番組の“おもちゃ”だった、なべやかんサンというプロによる“しゃべくり”の約60分は、あっという間の出来事でした。