砂糖もミルクも不要!混ぜるだけでおいしくやせる
防弾コーヒーのつくり方は簡単だ。
良質の豆でいれたコーヒー1杯に対して、無塩のグラスフェッドバターとMCTオイルをそれぞれ大さじ1~2杯加え、スプーンではなく、ミキサーやハンドブレンダーなどでよく混ぜるだけ。
100円均一などにある電動ミキサーやミルクフォーマーなどでも充分だが、細かく泡立てるようにして、クリーミーになるまで溶かし合わせるのがポイントだ。こうすることで、バターやオイルが吸収されやすい「ミセル」という状態に変わり、さらに脂肪を効率よくエネルギーに変えられるようになる。しかも、ミルクを入れる必要がないほど、まろやかでおいしくなるのだ。
「甘みが欲しい場合、砂糖やはちみつなどを加えると、ケトジェニックの状態にならないので、糖類を含まない甘味料を使うようにしましょう。
また、朝食は防弾コーヒーだけにするのが望ましい。バターやMCTオイルのおかげで腹持ちがいいので、ほかのものを食べなくても空腹を感じにくいはずです。
もし昼食の前にお腹が空くようなら、無塩のナッツやサラダなど、できるだけ糖質を含まないものを選んでください」(麻生さん・以下同)
お腹が空きにくく、“一食置き換えダイエット”としての効果も期待できるわけだ。
ただし、カフェインの覚醒効果はコーヒーを飲んでから4時間ほど続くため、夕食の代わりにすると睡眠の質を下げるので、飲むのは朝食のときのみに。飲みすぎると脂質過多になるため、1日1杯が限度だ。
現在、コンビニやスーパーでも、お湯で溶くだけでいいインスタントやチルドカップで、バターコーヒーという名前でも販売されている。
「中鎖脂肪酸が入っていれば、自分でつくるものと近い効果があるでしょう。ただし、糖類が入っていたら台無し。買うときは、裏の成分表をよくチェックして」
毎朝の習慣にひと工夫するだけで、おいしく、無理のないダイエットが叶う。試してみる価値はありそうだ。
※女性セブン2021年6月17日号