さらに阿部氏は、ドラマ『ドラゴン桜』がリスニング試験をクローズアップしたことも評価する。

「ドラマでは、東大の英語試験においてリスニングの配点が高いことを主張していましたが、リスニング力を鍛える利点はそれだけではありません。良質な英文ほど音で聞くと重要なポイントが耳に残るように構成されているので、音を通して英語に接することで読解力や英作文など英語能力全般の底上げにつながるのです。

 長文に取り組むときも、まずは先生に読み上げてもらうなどして、リスニングと読解をセットにするのが望ましい。その際は、文章のリズムを把握し話の流れに乗ることを意識すると、重要なポイントが耳に入ってきやすくなる。そうしたプロセスを通して単語や熟語を覚えるとぐっと英語の力がつくでしょう」

 具体的な受験ノウハウを紹介した第7回は、14.4%と初回に次ぐ高視聴率をマークした。今後も目からウロコのテクニックが飛び出すか。

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