ウィークポイントは「荷室の狭さ」
終わりに、ノートの他の特質についても触れておこう。パッケージングのコンセプトは第2世代を踏襲しており、人が乗る居住区、とりわけ後席のスペースを極力広く取り、荷室は最小限というレイアウトとなっている。
リアドアが少し幅狭だが、ドアの開閉角度は大きく乗降性は良好
後席の広さは旧型から続く美点。前席下につま先が入るようになり、体感的な広さも十分
旧型に比べて大きく進化したのは、後席に座った時に前席の下につま先を入れられるようになったこと。第2世代ではつま先が前席下にまったく入らず、膝下空間に大きな余裕がありながら、座る姿勢はいささか窮屈にならざるを得なかった。第3世代ではその問題はほぼ完全解消した。
荷室ははっきり言って狭い。用途によっては容量不足に感じられるだろう
荷室の狭さはノートのウィークポイント。長期旅行用の大型トランクを1個横積みすると、あとはボストンバッグやリュックサックのような柔軟性の高い荷物やノートPCのキャリーバッグのような薄手のものを工夫しながら積むという感じだった。4人乗車で大荷物も積むようなレジャー用途にはあまり向いていないと言える。