ワークブーツ派も姿を消した

 そういう自分もほとんどスニーカーしか履いていません。かれこれ30年前の学生時代を振り返ってみると、大学生は基本的に就職活動時以外はカジュアルですから、その時にどんな靴を履いていたかというと今と同じくスニーカーという人が半数。そして、もう半数はレザーのワークブーツでした。

 私もワークブーツを履いていた時期はありました。もちろん、レッド・ウィングなど高価なブランド物ではなく、近所の靴店で買って来た5000円くらいの「なんちゃってワークブーツ」でしたが……。

 しかし、現在、カジュアル服にワークブーツのようなレザーカジュアルシューズを合わせている男性もほとんど見かけなくなりました。男性はほぼスニーカーを着用しています。

メーカーやデザインも豊富に揃うスニーカー売り場(写真/PIXTA)

メーカーやデザインも豊富に揃うスニーカー売り場(写真/PIXTA)

 その理由について考えてみると、クッション性の良さによる「楽さ」にあると考えます。スニーカーは他の履物に比べて圧倒的に足が楽です。人間は一度楽なものを覚えるとそれをやめようとは思いません。ですからワークブーツ派は姿を消したのだと思います。

 そしてドレスシューズも同じ運命をたどるのではないかと思っています。もちろん、従来型スーツでの通勤もゼロにはなりませんし、冠婚葬祭もなくなりませんから、一定の需要は残ると思いますが、これまでのようにスーツには必ず革靴という時代は過去のものになるでしょう。

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