「その頃から、見るからにやつれ、目には生気がなくなって。仕事の悩みもあったようで、明らかに心の病だと感じました。ただ、佳代さんに心療内科に通わせることを強くすすめても、“病院に行かないのは本人の勝手だから”と気にする様子もありませんでした」(前出・小室家をよく知る知人)
そうして、翌年に敏勝さんは自死を選んだ。だが、当時の佳代さんが取った行動は、驚くべきものだったという。
「佳代さんは敏勝さんのお父さんに向かって“小室の自殺は全部あなたたちのせいだ!”と迫ったそうです。当時、敏勝さんが亡くなったことで、お父さんは憔悴し切っていたと思います。それにもかかわらず、義父である人物に佳代さんは“あなたたちの愛情が足りないから彼は自殺したんだ!”と強い口調で告げたと聞きます」(前出・小室家をよく知る知人)
その約1週間後、敏勝さんの後を追うように、敏勝さんの父も自殺した。さらに、それから1年ほど経った頃に、敏勝さんの母も自ら命を絶ったとされる。
「敏勝さんが亡くなる少し前から、佳代さんは『運命の人』と呼んでいた男性と出会っていました。彼のことを、圭くんには『湘南のパパ』と呼ばせていたので、よく覚えています。敏勝さんの心身が衰弱していく中で、“夫が死んだら、運命の人と再婚する”ということも口にしていました」(前出・小室家をよく知る知人)
敏勝さんの死後、「湘南のパパ」との今後の関係について佳代さんが口にした言葉は「自殺なんて気持ち悪いことされたから、2人で話し合ってもう会わないことにした」という意外なものだった。小室家の関係者は言う。
「自殺ということに対して佳代さんはよく“気持ち悪い”という言葉を使っていたのを覚えています。小室家の自宅には夫婦で使うクイーンサイズくらいのベッドがありました。ですが、“自殺したような人が寝ていたベッドは気持ち悪いから処分したいのよ”と話していました」
自死は“気持ち悪い”こと──かつてそう語っていた佳代さんがほのめかした、自らの自死願望。その真意はいったい何なのだろうか。
「本心か否かはわかりません。ですが、これまで佳代さんは自分の苦労や、生活のつらさを主張することが多かった。2013年にAさんと金銭トラブルについて話し合う席で、 “女がひとりで生きていくのは大変なので”と話すこともあったようです。今回の告白も、そうした悲観的な主張を繰り返すことで、“悲劇のヒロイン”になっているように思えてならないのです」(前出・皇室ジャーナリスト)
※女性セブン2021年7月15日号