放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は最近、変化しているという男性アナウンサーについて。
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「赤坂のドン・ファン」ことTBSの小林廣輝アナウンサーの恋愛スキャンダルは、同アナがレギュラー番組の出演を見送っていることもあり、「次週は?」「次回はどうなる?」などと世間の注目が一向に収まる気配がない。
2011年に開催された『JUNON スーパーボーイコンテスト』(グランプリは佐野岳)でベスト20入りしたり、『ミスター慶應2015』で「準グランプリ」を獲得した小林アナ。
宇賀神メグ、田村真子、良原安美アナという、近年まれにみる華やかな同期女性に囲まれた“黒一点”。男性から見たら羨ましすぎる環境で、人気番組のレギュラーでもあり、調子にのったとしても仕方がない? いやいや、和田アキ子が言い切った「自覚が足りなかった」に私も一票だ。
そんな小林アナの話題でテレビ業界が沸いたのと、くしくも同じタイミングで「男性アナウンサー」のネタで盛り上がったのが6月18日の『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)だった。
口火を切ったのは、Creepy NutsのDJ松永。同局の軽部真一アナとトイレで並んだ際、同アナが腕組みをしながら用を足しているのを見てギョッとしたというのだ。その後、VTRで軽部アナが「共演者をリラックスさせるつもりだった」と釈明するくだりもあった。
DJ松永は、あらゆるトークバラエティで“潔癖症”“極度の清潔ズキ”を公言しているので、「手を添えなければ、雫が飛び散るではないか」という点にも言及したかったのではないかと思った。
「男性アナは1秒でも画面に映りたい」?
だが、それよりも興味深かったのは、同エピソードを受けた番組のナレーター、山崎夕貴アナによる「チナミになる話」だった。
「女性アナでそういう人を見たことないが、男性アナは1秒でも多く画面に映りたいという“がめつさ”はすごい」
「男性アナがどんどん女性っぽくなり、他のアナウンサーに人気や知名度で絶対に負けたくないと思っている」と。
目に浮かぶようである。昔から、そういうタイプは少なからず居たものだが、山崎アナの指摘どおり、近年、男性アナウンサーに、このタイプが増えていると私も見ている。