「ストレスから頻繁に体をなめたりひっかいたり、自分の毛を抜いたりすると、皮膚に炎症が起きます。そうして口に入った毛がお腹にたまることや、心理的な負担でお腹を壊すことも多いのです」
また、頻繁に人が集まって家飲みをしている家では、ペットが警戒してトイレに行けず、膀胱炎になることも増えている。家に知らない人がいたり、飼い主が余裕なく動いていると、臆病な性格のペットは水すら飲めなくなるという。ペットのためには、家飲みはZoomなどを使ったリモートにするといい。家に他人が入ることがなく、ひとり飲みほど飲みすぎることもない。
「ペットの心模様は、人間の2才児くらいだと考えてください。知らない人のことは怖いし、なんでも口に入れてしまう」
人間が家飲みをしていると、寂しさからペットがほえたり、粗相をすることもあるだろう。だが、だからといって叱りつけると、さらにストレスを感じ、胃腸障害を引き起こすこともあると、忘れないでほしい。
※女性セブン2021年7月15日号