ノーマスク。これからくる暑い夏を考えると魅力的な響きだが、前出の中村さんは「時期尚早」の立場だ。
「特に公共の場でのマスク着用は継続すべきだと思います。人口の6割程度がワクチンを打ち終われば、コロナ自体も終息の方向へと向かうはずですが、少なくとも今年中はマスクが必要な場面が継続するのではないでしょうか」
口まわりが蒸し暑い夏は、どうやら今年も続きそうだ。
旅行は2回目接種後に
それならせめてワクチンを打ったことだし、旅行へ行ってストレスを発散したい、そう考える人も多いだろう。旅行はどうだろうか。
「他人との接触が少ない家族旅行なら感染リスクが低いですが、ツアーなどは国民ほぼ全員が2回目の接種を終えるまでは控えた方がいいでしょう。自分がワクチン接種を終えて免疫を持っていても、ツアーに感染者が参加してしまっているリスクがある。その場合、長時間同じ場にいることになり、感染リスクがゼロとは言いきれなくなります」(前出・上さん)
※女性セブン2021年7月22日号