結婚記念日には愛猫を入れた家族“4人”で撮影(2020年12月)
●7月5日(月)
〈今日は肉のハナマサに散歩! 久しぶりにスーパーいけて爆買いして、すごい楽しかった!(中略)
帰ってきてからはお昼ご飯に冷やし中華作って、妹リクエストのパウンドケーキとスコーンまた焼いて、取材からの晩御飯作り。ほとんどの時間キッチンに立ってるから、足浮腫むんだけどすごく楽しい!〉
調子のいい日は終日キッチンに立ち続けることもあるという。ただし、和さんは腸閉塞を起こしており絶食中だ。
「もともと料理は好きなんです。遠藤さんと結婚したときも、私が担当する約束で。料理は家の中で私が任されている“仕事”かな。いまは味見ができないのが残念ですが、料理をしているときは楽しいし、心が落ち着きます。遠藤さんや妹たちも『おいしい』と食べてくれるので作りがいもあります。
娘にはいいものを食べさせてあげたくて、手作りで試行錯誤しながら、いろいろな食材を試しているところです。入院で不在になるときには遠藤さんの食事と娘の離乳食を日数分作り置きしているんですよ」
7月10日、遠藤家では娘の1才を祝う盛大な誕生日パーティーが行われていた。
「朝、『パッパァ』って娘が初めて口にしたんです! ママじゃなくてパパだったか~と思いました」と和さんは満面の笑みで話す。
「1才になった子が手づかみで食べる『スマッシュケーキ』を、食パンを3枚使って手作りしたんです。娘ちゃん、最初は戸惑っていたんですけど、一口食べたら止まらなくなって、手と足と顔をベタベタにしながらぺろっと全部食べちゃったんです!
一升餅は重かったみたいで、お座りできず、ずっと泣いていました。どのカードを選ぶかで将来を占う『選び取り』では『結婚』を示すカードを選んで、早くも娘ちゃんの結婚姿を想像して寂しくなっちゃいました。
余命宣告で、心が折れかけたことも、正直言うとありました。でもいまは、遠藤さんのためにも娘のためにも、生きたいし、生きなきゃって気持ちしかないです」