自分の使い方に合わせた各種「トッピング」について選択する場面があるが、「5分以内通話かけ放題550円/月」、「通話かけ放題1650円/月」、「トッピングなし」の3択から選ぶだけだ。トッピングの設定は「povo」アプリなどから後で簡単に変更できるようだ。
ほかにもトッピングには、「データ使い放題220円/24時間」や「データ追加550円/1GB(有効期間31日)」なども用意されており、これらは「povo」アプリから必要に応じて選択することができる。
普段よくスマホを使うため、「通信のスピードが遅くなったらどうしよう」と心配してもいたのだが、まったくの杞憂に終わった。「povo」は格安プランといえども、auの回線を使用しているので、通信エリアは広く品質も安定している。契約前後でネットサーフィンの快適さは変わらない。「povo」だとキャリアメールや留守電が使用できないが、もともとあまり使用していなかったので、とくに不便は感じない。
課題は「紛失時の回線停止」手続き
「povo」を契約してから約1か月、今のところ筆者は何の不便も感じていない。こんなことなら提供開始すぐ契約していれば、月々の通信費がもっと節約できたのに……と少々悔しく感じているほどだ。
しかし、自分自身がまだ気づいていないだけで、実は機械オンチがはまる落とし穴が存在するのではないか? 数ある携帯会社の中から最適なプランをクライアントに提案する「携帯見直し本舗」の代表取締役社長・鮎原透仁氏にその不安をぶつけてみた。
「少しレアケースにはなってしまいますが、スマホの端末を紛失したとき、『povo』だと少し面倒かもしれません。通常だとauショップに行けば回線を一時停止してくれるんですが、『povo』は店頭でのサポート対応を実施していないので、自力でオンライン上で回線停止の手続きをしないといけません。ほかにパソコンなどを持っていない方だと、スマホがない状態でオンライン上で手続きするのは、なかなか大変ですよね」