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五輪選手も多数出演、「スマスマ」「みなさん」が持っていた“テレビの力”

東京五輪では多くのスターが生まれている(撮影/JMPA)

東京五輪では競泳・大橋悠依をはじめ多くのスターが生まれている(写真/代表撮影:JMPA)

 東京オリンピックでは毎日のように新しいスターが生まれている。テレビ番組のスタッフたちは、オリンピック後に番組に出てもらおうと今から選手たちにオファーをかけていることだろう。これまで、五輪後、選手はどんな番組に出てきて、今回、どんな番組に出るのだろうか? コラムニストのペリー荻野さんが解説する。

 * * *
 日々、熱戦が続く東京オリンピック。力を尽くすアスリートの姿を見ていて、ふと思ったのは、オリンピック後、彼らはどんなテレビ番組に出るのだろうかということだ。

 数年前までのテレビには、報道やスポーツ番組以外に「トップアスリートがしばしば座る席」があった。インタビューやドキュメンタリーとは違う角度で、その人の魅力や種目の面白さや楽しさを知る機会にもなる。スポーツ番組をあまり見ない視聴者は、そこで語られる試合の裏話や名場面を通して、初めてその種目の面白さを知ることも多かった。

 その代表は、『SMAP×SMAP』の「BISTRO SMAP」のコーナー。有名俳優や政治家、来日した大物アーティストとともに、スポーツ選手がゲストになることもよくあった。オーナーの中居正広が、ゲストに注文を聞く。何をオーダーするかで、まず、ゲストの素顔に触れることができる。そして、他のメンバーが料理を仕上げる間、中居とトークすることでゲストは次第にリラックスし、さまざまな顔を見せることになるのである。

 2015年には、ラグビーの五郎丸歩選手と清宮克幸監督が登場。当時、ワールドカップで南アフリカに歴史的勝利をおさめた日本チームの副将を務めた五郎丸は、あの指を組む「ルーティーン」で注目を集めていた。南アフリカ戦のこと、練習後に寝る時間も練習のうちでしっかり一日三回組み込まれているなど、世界一厳しいともいわれる日本チームの合宿スケジュールのこと、食事のこと、注文した「とんかつ」が出来上がる間に話は広がる。

 さらにこの日は、BISTROコーナーのあと、ウェアに着替えて、五郎丸選手とSMAPの「プレースキック対決」をするという大サービスもあった。

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