年齢を重ねると、肌の衰えは避けられない悩み。「高級スキンケア商品を使って、好きなだけエステ通いができれば……」と鏡を前にため息のひとつもつきたくなるが、美肌はそれだけでは作れない。田中律子(50才)といえば、健康的に日焼けした肌と、ハツラツとした笑顔が思い浮かぶが、その印象は、50才になったいまも変わらない。彼女はどうやって美肌をキープしているのか?
「サーフィンやダイビング、シュノーケリングと、時間があれば日がな一日、海で遊んでいます」
そう満面の笑みを浮かべる。東京と沖縄を行き来する生活は、もう5年以上になるという。それにしても、忍び寄る「しみ」への恐怖はないのだろうか。
「母曰く、産婦人科を退院した日に隣家の子供から『“この赤ちゃんもう海に行ってきたの?”って言われてショックだった』というのが、私の地黒伝説の始まりです(笑い)。幸運なことに、こんなに日焼けしていても、顔にも体にもしみができないんです。もともと色が黒い分、しみができにくいのかもしれませんね。そのかわり色白になったこともありませんが(笑い)」(田中・以下同)
とはいえ、日焼けによる肌対策にはこだわっている。
「スキンケアでいえば、洗顔は泡で洗うとか、化粧水をつけるときは手のひらで優しく覆うとか、皮膚を刺激しないようにしている程度ですが、ビタミンCの摂取には人一倍敏感だとは思います。やはり高濃度の方が体への吸収がいいので、私がアンバサダーを務める『エステプロ・ラボ』から出ている高濃度ビタミンCの顆粒スティックを、朝晩1本ずつ飲んでいます。時間があれば、東京のサロンでビタミンCの点滴を打つこともありますよ。
それと、沖縄にいるときはご近所から旬の野菜や果物をいただくことも多いんです。沖縄の太陽をたっぷりと浴びて育った食材は、新鮮で栄養価も高く、これもお肌にはいいのかな」
ビタミンCは皮膚のメラニン色素の生成を抑えるだけでなく、抗酸化作用も強いため、アンチエイジングや免疫力向上に効果が期待できる。