椅子の背もたれに手をつかれ、お体を支えられる雅子さま(撮影/JMPA=8月15日、東京・千代田区)
体を支えるように手をつかれた
式典での雅子さまの動きは完璧だった。天皇陛下と壇上へ向かう際の歩幅は同じ。黙祷のお辞儀のタイミングまで揃えられていた。「皇后として場数を踏まれ、堂々としたご様子だった」(前出・皇室記者)といわれるほどだ。しかし、そんなお姿とは裏腹に、隠しきれない不調も見られた。
「祭壇の中央で陛下と並んで黙祷を捧げられる間、雅子さまのお体が左右にふらふらと揺れていたのです。“雅子さまは無理をされているのではないか”と不安になりました」(前出・皇室記者)
そして、式典開始から約1時間後、両陛下のご退席のとき。席から立ち上がられ、陛下と一緒に「標柱」に向かってお辞儀をされた瞬間、雅子さまがお体を支えるように、椅子の背もたれに手をつかれたのだ。
「立ちくらみを起こされたのでしょうか、体勢を崩され、何かにつかまろうとされたように見えました。お体を起こす際にも陛下とはだいぶ時間を空け、ゆっくりとされていて、お体に何かあったのではと緊張が走りました」(前出・皇室記者)
その後、お車で日本武道館を後にされた雅子さまが、冒頭のように窓を開けることなく進まれたのは、疲労困憊であられたか、何か異変を感じられたかの証左ではないだろうか。
「コロナ禍でご体調も整わない中、満身創痍でのご出席だったのでしょう。ですが、大事な追悼式に“自分が欠席するわけにはいかない”と、責任感の強い雅子さまはお考えになったのだと思います。深刻なご体調でも国民を思い、皇后としての務めを果たそうと懸命に出席されたからこその“ふらつき”だったように感じます」(皇室関係者)
※女性セブン2021年9月2日号
標柱に向かい、黙祷される両陛下。上皇ご夫妻や、両陛下のご長女・愛子さまも、お住まいで黙祷されたという(撮影/JMPA)
2020年の一般参賀の天皇皇后両陛下(写真/アフロ)
雅子さまの“外交技術”に大きな期待が寄せられる(2019年5月、東京・千代田区=時事通信フォト)