ローソンはヘルシー志向の女性に人気
一方、ローソンは「購入者の約7割が女性」だという。2016年から冷凍フルーツを発売しているが、緊急事態宣言が発令された2020年4月以降(2020年4~8月実績)は売り上げ前年比が約230%に伸び、直近も前年比で約3割伸長しているという(2020年3~5月との対比)。
ラインアップは、「アップルマンゴー」「いちご」「ゴールデンパイナップル」など計6種類。どれも一口大にカットされており、パッケージにチャックがついているため、ストックしやすいのが特徴だ。こんな使い勝手の良さも、女性から支持を得ている一因だろう。
「冷凍フルーツは、デザートの彩りやドリンクのトッピングなど、様々な用途でご利用いただけますが、夏はアイス代わりとしてもご利用いただいています」(ローソン デリカ・FF部の前田恵助氏)
実は、今回のリサーチで各社から多かった意見がこれだ。砂糖などが一切入っていない冷凍フルーツを「アイス代わり」「デザート代わり」にしている消費者が多いというのだ。
「(コロナの影響で)運動する機会が減り、健康面を意識して、冷凍フルーツを手軽でヘルシーなデザートとしてお買い求めいただいています」(前田氏)
ちなみに、ローソンの一番人気商品も「ミックスベリー」。複数のベリーが入っているお得感と、料理にアレンジしやすい点が好評のようだ。