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2年ぶりの甲子園大会で、野球帽のツバの曲がり具合の変遷について考えてみた

甲子園で力投する明桜先発の風間球打投手。帽子のツバはまっすぐ(時事通信フォト)

甲子園で力投する明桜先発の風間球打投手(時事通信フォト)

 2年ぶりの開催となった高校野球、夏の甲子園大会。テレビ中継される白球を追う球児たちの姿を見ながら、ああでもないこうでもないと高校野球ファンがSNSでも意見を交わしているが、彼らの間で今年、球児の帽子のかぶり方が話題になっていた。ライターの森鷹久氏が、高校球児の帽子のかぶり方、とくに「ツバ」の形の変遷についてレポートする。

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 コロナ禍、そして豪雨に見舞われながらも、日々熱戦が繰り広げられている夏の甲子園大会。日に焼けた高校球児たちのハツラツとしたプレーはいつ見ても気持ちが良いものだが、この数年、選手たちにある変化があると話すのは、長年高校野球をチェックしてきたスポーツ紙記者だ。

「ズバリ帽子のツバですね。かつてはツバをカクッと曲げ、しっかり型付けをするのが高校球児たちの『常識』でした。しかしこの数年、ツバを曲げる選手がかなり減ってきています」(スポーツ紙記者)

 そう言われると確かに、ツバが思い切り曲がった帽子を着用している選手が少ないようにも思える。もちろん、元の帽子の形状もチームごとに微妙に違ったり、かつての帽子よりもデザイン性の高い、浅めに被ることができるスポーティーな帽子を着用しているチームもある。だが、昔に比べると「ツバ曲げ」が減っていることは事実のようだ。

「今、プロの第一線で活躍しているスター選手たちも、高校時代に着用していた帽子は、やっぱりツバが思いきり曲げられている。日ハムから巨人に電撃移籍した中田翔選手しかり、ソフトバンクの今宮健太選手しかり。ただ、それが『ダサい』とされてきたのも事実です」(スポーツ紙記者)

 中田も、名門「大阪桐蔭高」時代には、ご多分に洩れず「ツバ曲げ」帽子を着用していたが、プロ入り後にツバがまっすぐな帽子を着用するようになった。また、今宮も大分の名門「明豊高」時代には、ツバが極限まで曲げられた帽子を着用していた。

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