「3Gガラケー」から「4Gガラホ」に機種変更

 一方、auでは今年3月と8月、新たに4Gに対応したガラホ(ガラケーとスマホの中間的な端末の俗称)の新機種を投入している。

 auにすれば、ガラケーユーザーが自社のスマホに機種変更してくれれば一番いいわけだが、Aさんのように「ガラケーは捨てがたい」と思っているユーザーを他社に奪われないために、ガラホの新端末も相次いで発売したといえる。

 東京都内のあるauショップに聞いてみたところ、スタッフ曰く、「(ガラホへの)問い合わせはかなりあって、実際に機種変更予約されるお客様も多い」とのことだった。

 結局、Aさんはauの4Gガラホに機種変更したという。auの3Gガラケー利用者だったので、乗り換えにあたって3万数千円するガラホがゼロ円で手に入ったからだ。

Aさんが使っていたauのガラケー

Aさんが機種変更したauの4Gガラホ

Cメールに代わる「+メッセージ」とは?

 加えて、今回の契約ではほぼ電話専用機と割り切り、ネットやキャリアのメールアドレスは捨てて連絡用メールだけとし、仕事メールはタブレットのGメールに片寄せしたという。

 連絡用メールといえば、これまではCメール(=ショートメール)が一般的だったが、70文字までという制限がネックだった。

 そこで、通信キャリア3社は2018年5月から、Cメール同様に電話番号宛てにメールができる新サービスの「+メッセージ」を開始した。Cメールと違って文字数は2700字強までと使い勝手も向上している。

 ただし、こちらも3社間でしか使えないことがネックとなり、利用者数は2500万人超とはいえ、LINEと比べると大きく見劣りしてきた。

 だがこの点も段階的に解消される。まずこの9月2日から、au陣営がサブブランドのUQモバイルやau回線利用のMVNOでも+メッセージが使えるようになった。

 続いてNTTドコモも、9月下旬からドコモ回線利用のMVNOで利用でき、ソフトバンクも2022年春からの予定で、サブブランドのワイモバイルとソフトバンク回線利用のMVNOで+メッセージが使えるようになる。

 Aさんのように、通話と連絡メールに特化してガラホを使いたい人にとっても、+メッセージの汎用性が広がるのは朗報といえそうだ。

関連記事

トピックス

初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン