うなぎは皮脂の分泌をコントロールしてくれるビタミンB2を含む(写真/Getty Images)
40代になると肌の水分保持力は赤ちゃんの50%まで下がる。化粧水や乳液などのスキンケアも大切だが、インナーケアができていなければ効果は半減だ。
「肌の代謝に重要なのはビタミンB2とB6。B2は皮脂の分泌をコントロールし、B6はたんぱく質の代謝を促して、肌の新陳代謝を高めてくれます。抗酸化作用が高いビタミンCは、コラーゲンの産生やシミ予防に効果的です」
最近は水分を保持する成分として「セラミド」への注目が高まっている。そのセラミドを豊富に含むのが「生芋こんにゃく」だ。普通のこんにゃくは、こんにゃく芋を乾燥させる過程でセラミドが失われてしまうが、生の芋をそのまますりおろして作る生芋こんにゃくは、たっぷりのセラミドをそのまま摂取することができる。
「一日の理想の摂取量とされる0.6mgのセラミドが、生芋こんにゃく約100gに含まれます。内側からも外側からもケアすることで、効率よく肌の保水力を上げられます」
美肌菌の妨げとなるのが辛いもの、脂っぽいもの、甘いもの。チョコレートやスナック菓子、ジャンクフードなどの食べ物は、肌に限らず、体中の細菌のバランスを乱す原因となる。
しかし、がまんして制限するばかりではなく、ストレスをためないようにうまくコントロールすることが大切。細菌にとって居心地のいい環境が、私たちが最も健康でいられる状態と意識し、日頃から細菌の声に耳を傾ける習慣を身につけておけば、自然と体も心も整っていくだろう。
※女性セブン2021年9月30日・10月7日号