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俳優・佐藤信長「2.5次元の作品はどれも厳しくて難しくて、楽しい」

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2.5次元舞台などを中心に活躍する佐藤信長

 人気の2次元作品を3次元の俳優が演じる舞台「2.5次元」。そこで活躍する俳優の素顔とは──。ミュージカル「刀剣乱舞」、「DREAM!ing」などに出演する俳優の佐藤信長が、2.5次元作品の役を演じる難しさを語った。

 * * *
 大学3年生のとき、ジュノンのオーディションでベスト10の手前で脱落してしまったのがくやしくて、この世界に入りました。ぼくはもともと、すごく負けず嫌いなんです。

 2.5次元の作品は、どれも厳しくて難しくて、楽しい。原作のアニメやゲームの声をまねるだけでは舞台化の意味がないし、リアルな人間の動きでは、アニメやゲームのように美しく見えない。ぼくが最初につまずいたところです。さらに、歌やダンス、アクション、時にはフルセットの試合まである。「有名になってほめられたい」なんて、甘い考えがあったことを反省しました。

 今年出演したミュージカル『刀剣乱舞』—東京心覚—で演じた刀剣男士の源清麿役ではキャラクターらしい身のこなしを研究したり、刀や刀工の歴史も調べたりして、役への理解を深めました。最近では、2.5次元の舞台と並行して、大好きな車やバイクの知識を生かして、F1番組のナビゲーターやバイク雑誌の仕事も。同世代の俳優に趣味が同じ人が少ないのは寂しいですが、ライバルが少ないってことでもある(笑い)。いつか、舞台や映像で、故郷の宮崎に貢献する仕事ができるようになりたいですね。

【プロフィール】
佐藤信長/1995年3月30日宮崎生まれ。身長175cm。ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」白布賢二郎役(2018、2019年)、ミュージカル『DREAM!ing』望月悠馬役(主演、2020〜2021年)、ミュージカル『刀剣乱舞』—東京心覚— 源清麿役(2021年)など。小学生から12年間バレーボールに熱中し、県選抜まで上り詰める。趣味を生かし、『ABB FIA フォーミュラE世界選手権シーズン7』の番組ナビゲーターも務めた。劇場版『人生いろいろ』(2022年)出演予定。

撮影/恵原祐二

※女性セブン2021年9月30日・10月7日号

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