ステップ1、筋肉を解放する「シールはがし」
【1】筋膜を「シールはがし」
腸骨(腰骨の出っ張っているところ)のすぐ内側のくぼんだ部分に両手の親指を押し込み、左右に5回、ゴシゴシとこする。その後、へそ下にも同様に両手の親指を押し込み、左右にこする。
「机に貼りついたシールをこすってはがすようなイメージで行います。痛みがあれば、筋膜がベッタリと癒着しているということ。多少の痛みは覚悟して」(蜷川さん)
ステップ2、リンパが目覚める「おへそずらし」
【2】「おへそずらし」でリンパが目覚める
『不調が消えてやせる うるおう体のつくりかた』の著者で楽ゆる整体の永井峻さんによれば、いわゆるリンパマッサージでは、下腹の深部リンパにまで働きかけることはできない。
「一般的なマッサージでは、皮膚のすぐ下を流れる『表層リンパ』の流れをよくすることはできても、筋肉や内臓の中の『深部リンパ』の停滞まで改善することはできません。へそまわりには、深部リンパに働きかけるツボがあるため、下腹部に深く指先を押し込んで上下に揺らすなど、より強く、深い刺激が必要です」(永井さん)
へその右側に、左右の人さし指から小指までをそろえて深く押し込み、へそを内側から揺らすように3回動かす。その後、へその左側と上下も同様に行う。
「へそから背中に向けて、一本の“芯”が通っているのをイメージして、床と平行に指を押し込んで動かします。指先に力を入れ、指をおへそに近づけるように力を入れてください」(蜷川さん・以下同)