各話に登場するゲストも見どころ。右は第5話のゲスト濱津隆之 (c)「東京放置食堂」製作委員会
片桐自身が相手役の演技を引き上げる「映えスポット」
そんな片桐はいりの魅力について、番組プロデューサーは流行りの“映えスポット”になぞらえながらこのように説明する。
「昨今、Instagramなどで映えることを意識する人が増えましたが、やっぱりそれは我々凡人が個性的に見せるための小手先のテクニックで、本物のはいりさんはそのままでも映えてしまうんです。出演していただいた役者さんが、はいりさんと一緒に演技すると、他では見られない演技になっております。本物は自然と周りも漏れなく引き上げるんです。
言ってしまえば、はいりさん自体が“映えスポット”なのかもしれません。とにかく、フェイクあふれる時代だからこそ、その反動で、より多くの人が主演のはいりさんから圧倒的な本物感を体感できると思います。その本物感は一朝一夕には作り出せないものですし、SNSが普及したことで我々凡人も自分たちでメディアを使うようになったからこそ、『もうこれは敵わない!』というコールド負けの敗北感を味わうことになる。けれどその敗北感は新しくて心地よいものなんだと思います」(番組プロデューサー)
“放置されることで、強さや魅力が向上していく”というスマートフォン用ゲームアプリを原案とするなど、他にも様々な見どころがある『東京放置食堂』。10月13日以降放送の第5〜8話では、映画『カメラを止めるな!』の主演としても話題を呼んだ俳優・濱津隆之、小宮有紗、橋本マナミ、元モー娘。工藤遥、安藤政信らが出演予定。どんなふうに“映える”のか、注目だ。
◆取材・文/細田成嗣(HEW)
(c)「東京放置食堂」製作委員会
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