1998年、小学生の頃の小室さん(小室さん提供)

佳代さんはどう受け止めているのか(1998年、小学生の頃の小室さんと両親。小室さん提供)

 果たして、小室家の命運を握るこの刑事告発はどこへ行き着くのだろうか。元検察官で弁護士の郷原信郎さんがこの先を見通す。

「告発が受理されたら、告発状に記されている犯罪事実を検察が捜査して、起訴・不起訴の判断をします。2009年に検察審査会の強制起訴という制度が導入されてからは、いったん受理してから不起訴処分にした場合、検察審査会に持ち込まれるので、事件の処理が厄介になってしまいます。ですから、できるだけ水際のところで告発をお引き取り願おうという傾向が強まっているのも事実です」

 つまり、受理されない可能性もあるというのだ。しかし、告発に踏み切ったジャーナリストの篠原常一郎さんの自信は揺らがない。

「実は東京地検特捜部から文書を提出した3日後に通知文が届きました。『返戻』という対応で、警察署等に相談することをご検討してくださいと書いてありました。不受理としてバッサリ切ることもできたのに、それをしなかった。さらなる証拠を集めて再提出する所存です。告発の手は緩めるつもりはありません」

 宮内庁もこの告発を知って、警戒を強めているという。

「宮内庁幹部もどうして次から次へと話題が出てくるのかと、かなり悩んでいるようです。今後、眞子さまの誕生日や結婚会見などが控えていますので、もうこれ以上、何も出てこなければいいのですが……」(宮内庁関係者)

 幸せまでのいばら道は、いましばらく続きそうだ。

※女性セブン2021年10月28日号

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