大阪桐蔭(大阪)時代の中田翔選手。帽子のツバを曲げていた(時事通信フォト)

大阪桐蔭(大阪)時代の中田翔選手。帽子のツバを曲げていた(時事通信フォト)

「記者が、中田の暴力問題について『球団の対応は終わりなのか』と聞くと、吉村GMは『どういうこと?言っている意味が分からない』と怪訝な顔で返答した。今後の謝罪会見の有無について問われると、吉村氏は『なにを説明する会見なんだ』と返す。会見場に不穏な空気が流れると、同席していた広報からはレコーダーの電源を切るように言われました」

 吉村氏が「では平沼(翔太・8月22日にトレードで西武に移籍)の際にも会見をしろと言うのか」と語尾を強めると、記者も負けずと「2つのトレードは事情が違う。中田には暴力があった」と返す。

「押し問答に業を煮やした吉村氏は広報に、暴力事件について、記者が所属する新聞社から取材申請がきていたかを確認し、広報は『同社からは取材申請はなかった』と説明しました。記者は広報を通じて、吉村氏に取材申請を行なっていたと言いたいようでしたが、どちらの言い分が正しいのかは分かりません。その後、吉村氏は『取材申請があったらちゃんと答えた』『直接聞いてないことを記事にするのはおかしい』と言い、広報も『勝手に記事にされては困る』と念押ししました。球団にとって中田の暴力問題はもう終わりにしたい話題だったのでしょう。

 双方のヒートアップは止められず、吉村氏は『(ほかの記事で)選手への敬意が足りない』と言うや、記者は『そんなことはない』と言い返す。溝は埋まらないまま、会見はお開きになりました。広報からは『この話の取り扱いには気をつけるように』と、注意が入りました」(前出・記者)

 球団にこの日のやり取りについて聞くと、「ドラフト会議直前の大事な時期にドラフトとは全く関係ない質問を当該記者が繰り返したことに端を発したやりとりと聞いております。尚、当該記者とは取材直後から今に至るまでわだかまりは一切、ありません」と回答した。

イレギュラーな形でトレードした中田翔(時事通信フォト)

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