平井卓也氏(写真/共同通信社)
その若宮氏は「職責を全うしたい」と大臣を辞めるつもりはさらさらないようだ。
こうした比例復活の“ゾンビ議員”たちも、いったん議員バッジをつけると小選挙区で当選した議員と区別はなく、政務官や副大臣、大臣などに起用される。
そのため本人たちも、自分が選挙区で不信任された“落選執行猶予”の立場であることを忘れて選挙区でもそっくりかえるようになる。
有権者は、次の選挙に備えて“ゾンビ議員”たちの名前を忘れず、今後の行動に一層監視を強めていく必要がある。
※週刊ポスト2021年11月19・26日号