どこでもできる「嚥下おでこ体操」のやり方
日常生活の何気ない動作のなかでも少し意識を変えることが、喉を鍛えることに繋がる。みらいクリニック院長の今井一彰医師が語る。
「そもそも高齢男性は口数が少ない傾向があり、コロナのマスク生活が拍車をかけています。日常的に意識して何かをしゃべることで、顔や喉のまわりの筋肉が強くなります」
ひとり暮らしや、会話が少ない夫婦の場合、本や雑誌を音読したり、テレビのニュース音声をオウム返ししたりしても良い。
食事の仕方にも気をつけたい。西山医師が解説する。
「テレビを見ながらの『ながら食い』や早食いは飲み込む運動が疎かになります。意識してゴクンと飲み込むことにより、嚥下機能が強化されて誤嚥を防ぐことにつながります」
※週刊ポスト2021年12月3日号