アンドリュー・ロイド=ウェバー自らが語るウラ話もみどころ
劇団四季ファン垂涎のこのコンサートだが、本作はまったくのミュージカル初心者でももちろん安心して楽しめる。
演奏の合間には、アンドリュー・ロイド=ウェバー本人が映像で登場。ミュージカルの本場・ウエストエンドの風景などをバックに、楽曲や作品の誕生秘話や、本作でしか知りえないウラ話を語ってくれるのだ。
コアなファンなら「キャッツにそんな背景があるなんて」とニヤリとできる一方で、ミュージカル初心者なら「さっきの曲とはひと味違う何かが始まるぞ」と、次のナンバーを心待ちにできるのだ。
すべての作品が、作曲者自らの言葉によって紹介され、満を持して演奏される。これまで日本では耳にする機会が少なかった曲もセットリストに組み込まれ、“名作ミュージカル入門”にもふさわしい。観劇すれば新たな“推しナンバー”ができること請け合いだ。