芸能

中島みゆき「ラストツアー」のライブCD発売決定でファン絶句の複雑胸中

公の場には現れず(写真は2020年8月)

公の場には現れず(写真は2020年8月)

「ここ最近ずっと姿を見ていないので、CDの発売はとてもうれしいのですが、正直複雑な気持ちもありますね……」(50 代・中島みゆきのファンの女性)

 2020年、新型コロナの拡大によって中止を余儀なくされた中島みゆき(69才)のラストツアーを完全収録したライブCDが2022年2月2日に発売されることが決まった。

 アルバムに収録されているのは、1975年のデビュー曲『アザミ嬢のララバイ』、1980年代の大ヒット曲『悪女』、紅白歌合戦で歌唱した『麦の唄』、13年ぶりの歌唱となった『糸』など、ライブで披露されたすべての楽曲、21曲。初回特典には52分ものライブ・ドキュメント映像を収録したDVDもついている。

 まさにファン垂涎の内容だが、複雑な思いを抱くファンがいるのは、CDのタイトルが『2020ラスト・ツアー「結果オーライ」』だからだ。中島が同名のツアーをスタートさせたのは、2020年1月12日のこと。これが自身最後のコンサートツアーとなる予定だった。

 ところが新型コロナのため2月28日以降の公演が中止になり、開催されたのは10都市11会場24公演のうち、わずか8公演のみ。当初は「延期」とされていたが、結局、そのまま中止となってしまった。前出のファンが嘆く。

「ラストツアーということで、必死にチケットを取りました。だって、死ぬまでに一度は生で中島みゆきさんの歌声を聴きたかったから。コロナで中止と伝えられた後も“もしかしたら”と内心、再開を期待していたんです。でもCDを発売するということは、もう絶対にツアーはないということですよね。“念押し”されたようで本当にショックで……」

 だが、中島からすれば、このCD発売は精一杯のファンサービスだったようだ。

「実は当初はCDを制作する予定はない、と明言していたんです。音源や映像はあくまでも記録用に収録、撮影されたものでした。でも、ラストツアーなのにファンに顔を見せられなかったということで、ライブの中止が決まってから急きょ、発売を検討し始めた。中島さんの強い思いがあってこそ実現したCDなんです」(音楽関係者)

関連記事

トピックス

【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
女性セブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト
映画『アンダンテ~稲の旋律~』の完成披露試写会に出席した秋本(写真は2009年。Aflo)
秋本奈緒美、15才年下夫と別居も「すごく仲よくやっています」 夫は「もうわざわざ一緒に住むことはないかも」
女性セブン
日本初となる薬局で買える大正製薬の内臓脂肪減少薬「アライ」
日本上陸の内臓脂肪減少薬「アライ」 脂肪分解酵素の働きを抑制、摂取した脂肪の約25%が体内に吸収されず、代わりに体内の脂肪を消費
週刊ポスト
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
専修大サッカー部を辞任していた源平監督(アフロスポーツ)
《「障害者かと思った」と暴言か》専修大サッカー部監督がパワハラ・経理不正疑惑で辞任していた 大学は「警察に相談している」と回答
NEWSポストセブン
日本人パートナーがフランスの有名雑誌『Le Point』で悲痛な告白(写真/アフロ)
【300億円の財産はどうなるのか】アラン・ドロンのお家騒動「子供たちが日本人パートナーを告発」「子供たちは“仲間割れ”」のカオス状態 仏国民は高い関心
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン
日本製鉄によるUSスチールの買収計画
【日本製鉄のUSスチール買収問題】バイデンもトランプも否定的だが「選挙中の発言に一喜一憂すべきではない」元経産官僚が読み解く
NEWSポストセブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン