ドラマの撮影を通じて様々な発見があったという彼女は、見どころについてこう説明する。
「リラックスして旅行するような気分になれるドラマだと思いますし、私自身、触れたことがなかった鉄道の世界に触れることができて、これまで自分に見えなかった部分が見えてくるようにもなりました。
今はなかなか旅行に行けないという方も多いとは思いますが、こういう世界の中でもぜひ自分の好きなものを追求してほしいなと思います」
コロナ禍でいまもなお遠出を控えているという人も少なくないことだろう。しかしドラマを見る体験もまた、一つの“旅”のように視聴者を遠くへと連れ出してくれるはずだ。日本に散在するローカル駅をめぐる『鉄オタ道子、2万キロ』は、そんな代え難いひとときをお茶の間にもたらすのではないだろうか。
◆取材・文/細田成嗣(HEW)