ランキング

牛肉は鉄分が豊富な赤身が良い

“4番打者”だけでは不健康

 ランキング表をもとに、食卓に取り入れる食品を取捨選択すれば、1か月も経たないうちに健康効果を実感できるはずだ。しかしそこには落とし穴もある。

「食材だけでなく調理法の選び方にも気を配ってほしい。せっかく体にいい食品をメインにしても、バターや油まみれにしてしまったら元も子もありません。たとえばサラダにドレッシングやマヨネーズをかけたうえに塩をふる人もいますが、明らかに塩分や油分の摂りすぎです。蒸し料理や無水調理など食品の効能を打ち消さない料理法を取り入れて」(福田さん)

 食品そのものも、選び方によっては健康になるどころか害がおよぶケースもある。

「ハムやベーコンといった加工肉は過剰摂取による大腸がんのリスク上昇が指摘されているため、摂取量はできるだけ減らすことが大事です。体にいいとされている魚でも、水分を飛ばし塩漬けにした干ものは塩分やプリン体の量が多い。また、まぐろやかつおなどの大型魚には水銀が含まれているため、食べすぎには要注意。

 野球で全員が四番打者では成り立たないように、そもそもどんな食品もそればかりに偏ると病気のリスクにつながります。多彩な食品を組み合わせることが大切です」(佐々木さん)

 金丸さんはランクインしたメニューからたんぱく源と野菜を組み合わせてメニューを考えることを提案する。

「たんぱく源として納豆、卵、いわし、豚肉、鶏胸肉、さばなどをピックアップし、そこにトマト、キャベツ、ブロッコリー、玉ねぎなどの野菜類をランダムに組み合わせて、1週間のメニューを考えてみては。バナナやヨーグルト、緑茶などは嗜好品としておやつの時間に入れるといいです」(金丸さん)

 あなたのその一口が、未来を変えるかもしれない──。

※女性セブン2022年1月6・13日号

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