芸能

「占いおばさん」「Matt化メイク」…松嶋菜々子にクセ強キャラがハマるわけ

『となりのチカラ』では、主人公(松本潤)の占い好きな隣人役を務める (c)テレビ朝日

『となりのチカラ』では、主人公(松本潤)の占い好きな隣人役を務める (c)テレビ朝日

 これが、あの“きれいなおねえさん”なのか!? 放送中の連続ドラマ『となりのチカラ』(テレビ朝日系、毎週木曜夜9時〜)に出演する女優・松嶋菜々子(48)の姿に衝撃を受けた視聴者も多いことだろう。同ドラマは、主演・松本潤×脚本・遊川和彦による社会派ホームコメディ。都内のとあるマンションを舞台に、主人公の中越チカラが同じマンションに住む住民たちの悩みを解決していく物語だ。

 松嶋が演じるのは、チカラの隣人である道尾頼子役だ。占い好きの頼子は、日々“今日のラッキーカラー”を身にまとう強烈キャラで、初回は全身イエローの奇抜なファッションに身を包んでいた。チリチリのパーマヘアも野暮ったい印象で、ネット上で〈松嶋菜々子がおばさんだ〉〈二度見どころか目が点になった〉と驚きの声が続出した。

 松嶋は同ドラマ出演に際し、「これまでも個性のある役を演じてきましたが、今までと道尾頼子との違いは、自分にない要素」「「日々試行錯誤しながら取り組んでいます」などとコメントしている。

 実は松嶋は、過去にもいろいろクセの強い役を演じてきた。ドラマウォッチャーの明日菜子氏は、「実はコミカルな役との親和性も高い」と指摘する。

「ご自身の存在感が突き抜けているからでしょうか。現実離れした極端な役を演じてもフィットしますよね。2020年の再放送でも高い支持を集めた『やまとなでしこ』(2000年・フジテレビ系)の桜子さんは『女の最高値は27』と断言するようなアクの強さと愛らしさが共存するヒロインですし、遊川和彦さんの脚本『家政婦のミタ』(2011年・日本テレビ)はヘビーな描写が多いですが、依頼人のムチャぶりに顔色ひとつ変えず対応する三田さんの超人っぷりが可笑しくもありました。

 目のクマやシワをあえて強調したメイクやパーマヘアなど、その風貌にこそ驚くものの、過去に演じた様々なクセ強キャラクターを踏まえると、今回の頼子役もまた松嶋さんの数ある引き出しのひとつなのでしょう。近年は母親役も増えましたが、今作を機にウーバーイーツのCMくらい振り切った松嶋さんをドラマや映画で目撃する日が来るかもしれません」(明日菜子氏)

『となりのチカラ』最新第3話は、10日夜9時から放送予定(c)テレビ朝日

『となりのチカラ』最新第3話は、10日夜9時から放送予定 (c)テレビ朝日

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷の母・加代子さん(左)と妻・真美子さん(右)
《真美子さんの“スマホ機種”に注目》大谷翔平が信頼する新妻の「母・加代子さんと同じ金銭感覚」
NEWSポストセブン
トルコ国籍で日本で育ったクルド人、ハスギュル・アッバス被告(SNSより)
【女子中学生と12歳少女に性的暴行】「俺の女もヤられた。あいつだけは許さない…」 執行猶予判決後に再び少女への性犯罪で逮捕・公判中のクルド人・ハスギュル・アッバス被告(21)の蛮行の数々
NEWSポストセブン
二階俊博・元幹事長の三男・伸康氏が不倫していることがわかった(時事通信フォト)
【スクープ】二階俊博・元自民党幹事長の三男・伸康氏が年下30代女性と不倫旅行 直撃に「お付き合いさせていただいている」と認める
NEWSポストセブン
雅子さまにとっての新たな1年が始まった(2024年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)
《雅子さま、誕生日文書の遅延が常態化》“丁寧すぎる”姿勢が裏目に 混乱を放置している周囲の責任も
女性セブン
M-1王者であり、今春に2度目の上方漫才大賞を受賞したお笑いコンビ・笑い飯(撮影/山口京和)
【「笑い飯」インタビュー】2度目の上方漫才大賞は「一応、ねらってはいた」 西田幸治は50歳になり「歯が3本なくなりました」
NEWSポストセブン
司忍組長も姿を見せた事始め式に密着した
《山口組「事始め」に異変》緊迫の恒例行事で「高山若頭の姿見えない…!」館内からは女性の声が聞こえ…納会では恒例のカラオケ大会も
NEWSポストセブン
浩子被告の顔写真すら報じられていない
田村瑠奈被告(30)が抱えていた“身体改造”願望「スネークタンにしたい」「タトゥーを入れたい」母親の困惑【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
「好きな女性アナウンサーランキング2024」でTBS初の1位に輝いた田村真子アナ(田村真子のInstagramより)
《好きな女性アナにランクイン》田村真子、江藤愛の2トップに若手も続々成長!なぜTBS女性アナは令和に躍進したのか
NEWSポストセブン
筑波大学・生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格したことがわかった悠仁さま(時事通信フォト)
《筑波大キャンパスに早くも異変》悠仁さま推薦合格、学生宿舎の「大規模なリニューアル計画」が進行中
NEWSポストセブン
『世界の果てまでイッテQ!』に「ヴィンテージ武井」として出演していた芸人の武井俊祐さん
《消えた『イッテQ』芸人が告白》「数年間は番組を見られなかった」手越復帰に涙した理由、引退覚悟のオーディションで掴んだ“準レギュラー”
NEWSポストセブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン